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<<   作成日時 : 2016/08/18 22:03   >>

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天声人語を読んで思い出した事

期限 2007/07/15

内容

岩波文庫は5色の帯によって分けられていて、
「緑は日本文学」
「赤は外国文学」
「白は社会、科学」
「青は哲学、歴史」
「黄は日本古典」。
「読書人の一生」として、向井敏さんの随筆を引用してあった。

     夢見る瞳で緑帯、娘盛りは赤い帯、
   朱に交わって白い帯、行き着く先は黄色帯。

多感な頃は漱石、藤村、
大人になれば翻訳小説、
青年期はマルクス、
老境に入り物のあわれ。「此処まで天声人語」

    思い出は尽きないが、

幼稚園時代はキンダーブック。
小学校時代は少女倶楽部、これには付録として、「家なき子」「乞食王子」諸々の世界文学全集がついていた。
女学校時代は藤村、弦二郎、
卒業しては、専ら翻訳物や哲学じみたものを読み漁った。

戦後お米が統制になり、近所のお米屋さんが「貸本や」になり、私は毎日通っていた。

父は潔癖症で、「誰が読んだか判らないものを借りてくるな」と言うので借りては帰れない。立ち読みである。

ある日、読みきれなくて持って帰り、父にみつから無いように隠しておいたのに、読もうと思ったら無い。母に尋ねても知らないと言う。

棄てたのか?まさか人の本を棄てるような父ではない。では返しにいったのか?まだ読み終わってないのに・・・。だんだん腹が立ってきた。「私の本、どこかでみた・」と父に言った。

「其処にあるよ」と指差した先は、物置の屋根の上であった。天日で消毒して呉れてたらしい。それ以来、私も屋根の上で暫く広げるようにしたら、父は何も言わなくなった。

毎日のように立ち読みしていたが、代金は払っていたのかなと。おばさんには気の毒したのではないかと・・・。

私は今、「老境に入り物のあわれ」ではないが、若い頃ご縁のなかった「日本の古典」を借りてきて読んでいる。人間って皆同じなんだ・・と思ってしまう。

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